TUBASA ~つばさ~

「あの写真、お家の人ですか?」

私は指さす。


「え、ああ.....」


「ご兄弟とかいらっしゃるんですか?」


写真の美しいひとは光さんより年下に見えた。


光さんは立ち上がると、私の横に座った。


ドキドキ....。


心臓が跳ねる。



「両親はニューヨーク。僕はここで一人、兄弟はいないよ」


え?!


「昼間はお手伝いさんが来て色々やってくれる」


一人って、こんな広いお屋敷に一人。


「寂しくないですか?」


「もう慣れたかな.....」


言葉とは裏腹に光さんの横顔は寂しそうに見えた。


「じゃああの一人で写ってるキレイな人は...?」