TUBASA ~つばさ~

「とにかくおいで、すぐそこだから」


「結構ですっ!!」


「道に迷ってるんでしょ?」



光さんの言いなりになるのもしゃくだったけど、
言いたいこともいっぱいあったから従うことにした。


学校の近くにこんな高級住宅があるの全然知らなかった。


どれも大きな家ばかり。


「ほら、ここだよ」


言われて前を見る。




........凄い..



ここ、光さんの家?


豪邸だ。


ヨーロッパのお城を思わせるような作り。


「母親の趣味なんだ」


門を開けると、広い庭が広がる。


「こっち」


光さんの後に続く。


世の中にはこんなお金持ちがいるんだ。


ウチなんて小さなマンションに四人で住んでるのに。