TUBASA ~つばさ~

あれからどこをどう歩いたのか。


私は住宅街に迷い込んでしまっていた。


「ここどこ?」


大きなお屋敷が立ち並ぶ。

全然しらない町並み。

右も左もわからない。




「どうしよう....」



途方に暮れるばかり。



「僕たちは運命に導かれているんだね」



どうしてこの人は、こんな時に現れるんだろう....。



「僕の家はすぐそこだから、お茶でもどう?」


光さんの手が肩にかかる。



「結構です」


きっぱりと断る。



クスっと光さんが笑う。


「何で笑うんですか!」


「気が強いとこ可愛いね」


「な、バカにしてるんですか!」


「こんな所で大声だすのは、はしたないよ」



うぐぐ....

そんなこと言われたら黙るしかない。