「じゃあ後で、颯太のクラス見に行こうよ」 「だね」 凛子は短く答えて、前を歩きだした。 やっぱり違和感? 凛子と颯太に何かあった気がする。 パラパラとパンフレットをめくりながら、 「どこ行きたい?」 凛子が言う。 「お化け屋敷も行きたいし、この『魔王の迷宮』も面白そうだね」 「二年生も色々頑張ってるよね」 「まず、お腹空いたから何か食べようよ」 私の提案に凛子がうなずく。 「模擬店は中庭だよ」 私たちは階段を駆け下り中庭へ向かった。