TUBASA ~つばさ~

「魔女図鑑なんて、文化祭の資料で使うの?」


変わり者って思われたかな?


魔女になりたいって言ったら、もっと驚くかな?


くだらないことを考えてみた。


「僕もこの本好きだよ」


「え、そうなんですか?」


「だって、魔女なんてミステリアスで面白いだろ」


この人、私と趣味が似てるかも。




「実はあの、中世のドレスを見たくて。でも魔女図鑑なんて面白そうだからちょっと、あの....」



「それなら、こっちだよ」


クルリと背を向けると、私にお構いなしに歩き出した。

雰囲気からして上級生?だと思う。


本棚の角を曲がって姿が見えなくなっちゃった。


「あ、待ってください」


慌てて後を追う。


「ほら、こっち」


本棚から、ひょいっと顔をのぞかせた。