「なんだ、違うのか。よく二人でいるからてっきりそうなのかと」
「ちげぇし。だいたい、碧羽と俺が……付き合うとか…」
あーあ、來龍が不機嫌になっちゃった
これはしばらく口聞いてくれないな
「そっかぁ、付き合ってないのか〜…あ、じゃぁさ、碧羽。今度一緒に合コン行かない?」
「…合コン?」
何でまた、そんなこと…
「今度やる合コン、ひとり捕まんなくてさー。神岡君と付き合ってないなら、一緒に来て!お願い!」
「…行くだけなら別にいいけど……」
多分暇だと思うし
しばらくは依頼受けないって言ってたしなぁ
お兄ちゃんの許可さえ出れば大丈夫かな
「まぁ、お兄ちゃんに聞いてみないとだけど」
「いいよ!ぜんぜん!ありがとう!」
ミッキー、そういえば、彼氏と別れたんだっけ?
年上の彼氏さん。あ、元か。
こんなに可愛い子を振るなんて…信じられない
今度は誰と付き合うんだろーね
「…合コン、行くのか?」
先に席に戻っていた來龍が聞いてきた
「あ、うん。そのつもり」
「……そうか…俺も行っちゃダメか?」
え?
