朝、昇降口で來龍と会った
颯志は休み


「おはよう、來龍」

「はよ。遅かったな」

「ちょっとね」



寝過ごしちゃったんだよね
夜更かししてて


「ゲームだろ」

「当たり〜。やっぱりバレた?」

「バレバレだ」


うーん。來龍は何でも分かっちゃうなー
私がわかりやすいのかなー?


「あ・お・は!おっはよぅ!」

「わ!おはよう、ミッキー」


朝からテンション高いねー
羨ましいです


「ね、今日一緒に遊ぼ!駅前に、新しいカフェできたんだって!」

「カフェ?!いいね!行こう!」


カフェか〜
最近甘いものが不足してるからな〜
どんな所だろー!

「あ、神岡君も一緒に行く?」

「「え?」」

「俺も…何でも?」


何で來龍も??
來龍ってそういうとこ興味無さそうなのに…


「え?だって、二人って付き合ってるんでしょ?」

「「……はぁ!?」」


なんの爆弾発言!?
何で私と來龍が付き合ってるなんて!


「「え?違うの?」」

「壱……なんでお前も……」

「俺はてっきり付き合ってるもんだと…」


だからどこから来たの?!
その情報!
発信源を教えて!


「誰だよそんな噂流したやつ…」

「あ、私だよ?てっきり付き合ってるものだと……」


…ミッキー!!!!
何してんの!?
來龍がわたしなんかとつきあうわけないじゃん!

どうしよう、呆れて何も言えない…
何故こうなった…