「ほら、私運転するから乗って」
「大丈夫。俺運転するから」
本当に大丈夫なんだろうか……
ちょっと心配…
「んじゃ、行こうか」
「雅くん家であってるよね」
「うん」
颯志のバイクが動き出す
雅くん元気かなー
しばらく会ってないなぁ…
彼女くらい出来たかな?
そろそろ結婚してもいい時期なんだけど……
いつまで独り身でいる気かなぁ……
宏くんは、彼女さんとどうなったかな?
「碧、着いたよ?」
「あぁ、うん。行こっか」
相変わらずでかい屋敷…無駄に大きくしすぎたよねぇ…
まぁ、しょうがないんだけどね
だって
「「「「「いらっしゃい!碧羽お嬢!颯志坊ちゃん!」」」」」
『極道』
なんだもん
「おー、碧羽、颯志来たかー」
「雅くん。あー、若って言った方がいい?」
「雅くんでいいよー。今更だろう?」
