來龍の腕から逃げようとしていると椿くんが前に出て叫んだ



「聞けぇお前ら!今日から、俺たち皇に、姫ができた!」


「「「「「「ウオオオオオオオ!!」」」」」」


「我らが総長が認めた人だ。姫、挨拶」




え?今なんて言いました、椿さん。

挨拶?挨拶って言いましたよね?
キイテマセンケド……



「うそ……でしょ……」

「「「「「ホント」」」」」」



…………マジかー
あー、凄いやだー



「ほら、いってこい。簡単でいいから、思ったこと伝えてこい」



……しょうがないか…引き受けたんだし…


ここ結構高いなー

よし、降りるか。



前に進み、手すりに脚をかける



「!?おい、オネーサン!?」

「ちょ?!危な!」



後ろから椿君と慧斗君の声が聞こえた


そりゃそうか。だって、



飛び降りてるし