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「美味しかったね」
「そうだな。また来るか?」
またかー、機会があったら来ようかな
「このあと暇か?」
「うーん…輝を迎えにいくには早いから、暇かも」
輝は幼稚園の行事があるので迎えにいくようだ
「そうか。なら、次行くぞ」
まだ行くの!?元気だな…
繁華街を抜け、住宅街の外れを走る
周りには、人の気配を感じない
「(ここ……確か見たことあるな…どこだっけ?)」
そうこうしているうちに、バイクが止まる
バイクがたくさん止まっている倉庫に来た
「ここ?なんで倉庫?」
「着いてくれば分かる。はぐれんなよ?」
置いていかれないようについていく
倉庫の扉を開け中に入ると
「「「「「「「來龍さん!(総長!)おかえりなさい!」」」」」」」
嘘……ここ、まさか…
「いや、いや、流石に考えすぎだよね」
「何ブツブツ言ってんだ?置いてくぞ?」
思考が停止して、ぼーっとしていると來龍と離れてしまい、下っ端らしき子達と目が合った
「お、女!?おい誰だよ入れたヤツ!」
「え?は?え?」
「おい!どこから入ってきた!?」
ナニガオコッテルノ?
「おい!やめろ!そいつはいいんだよ」
「え?でも総長…」
「いいから。ほら、掴まれ」
そう言って手を貸してくれた
「あ、ありがとう」
「ん。無事だな。上行くぞ」
