「わかった」



お兄ちゃんがいないの久しぶりだなー



「輝は?」

「まだ寝てる。昨日遅くまで起きてたから」



夜ふかしか……似てきたかも…
まー、反抗期じゃないだけいいか



「俺、今日、昼頃倉庫行くから。」

「ん。食ってくのか?」

「ん〜食べてく」




さて、そろそろ準備しますか。

何着てこーかな?いつもみたのでいいかな?
來龍の好みとか知らなーい



これにしよっかなー

私が手に取ったのは


黒のショーパン、青の肩だし半袖、ツートンの薄いシャツ


これが私のお気に入り



荷物をショルダーバッグに詰め、忘れ物がないか確認すると、チャイムがなった


お、来たかな?



階段を降り、ドアを開けると來龍がいた



「ん、おはよ」

「おはよ、來龍」



んー…カッコイイ

白のインナーに、黒のジャケットとジーンズ


……イケメンって何でも似合うから狡いよねー

無自覚



「ほら、乗れよ」

「うん。ありがとうか」



カポッ


ヘルメット……來龍が被ればいいのに……