「東地区の雷鳳ってとこだ。風雅の情報じゃ、強ぇーのは、副総長と、総長のみ」

「あとは、雑魚か」

「ふぅん……ん?風雅ってあの?」


すげー連中?


「來龍が思ってる風雅であってるよ。あ、時間」




タイミングよくドアを壊される音がし、威勢のいい声が響く



「皇さんよぉ、全国No.1渡してもらいましょうか!」




随分と自信たっぷりのようだな
ま、お前らじゃ及ばねーだろうがな




「来いよ。皇の実力、魅してやるからよ」

「さーて、皆準備はいいか!」



オォオォオ!!!

ウォォォオオ!!!!!!


雄叫びが両者から上がる

総長同士が向かい合う




「「ぶっ潰せ!!!」」


声とともに両者が走り出し、撃ち合った



「全国No.1舐めんじゃねえぞ!」




「きー君そっち行ったー」

「おう。椿、後ろ」

「おっと」




10分後、騒がしかった倉庫が静かになった



「俺らの勝ちだな。どうする?解散するかまた挑みに来るか」


「チッ、また来るに決まってんだろ」


「フッ、楽しみにしてるぜ。早く強くなれよー」




さて、さっさと片付けて、アイツが来てもいいようにしますか



來龍side end