來龍side
朝からちょっとイライラした
椿の寝相はわりーし、碧羽は男と会うし…
あ〜!もう、何なんだよ!
「クソ、碧羽誰と会う予定だよ……」
男と2人きりとか…恋人じゃあるまいし……
聞き出せないのは、答えが怖かったからだ
風を切るようにスピードを上げると、さっきまで乗っていた碧羽の感覚が戻ってきた
それにしても、碧羽いい匂いしたな……
やべぇ、ニヤけてきた…
あー、会いたくなってきた……………っ…俺らしくもねぇ
なんでこんなことに…
「はぁ、明日までなげぇな……早く会いてぇ…」
ぼんやり考えていると倉庫が見えていた
「あー!きー君、こっちこっち!」
「遅かったね。なに?どうだった?」
うぜぇ。
ニヤニヤしやがって…楽しんでんだろ
クソ……
「うるせぇ、で、どうなってる」
「そろそろだよ。」
「なー、今回ってどこのヤツらなの?」
「なんだよ舜哉。知らねーのか?」