來龍side


…………なんだこの状況…


「ちょ!ズリぃって!なしだろ!」

「ゲームにズルなんてない!」



笑みが怖い…笑みが!

こいつ……ホントに碧羽の弟かよ…
まー、舜哉らしいと言えば、らしいがな……




「はっはっはっはっはー!一人勝ち!」



こわ……




バタバタ



なんだ?廊下の方が騒がしい……


バン!


「しゅーくん!ひーもやる!」



勢いよくドアが開かれる
そこに居たのは末っ子だった


碧羽と風呂のはずじゃ……



「こら、輝!ちゃんと体拭かないとダメだよ!」



そこに居たのは、風呂上がりの髪が濡れてて、頬が上気した碧羽が、服を『上だけ』着ていた。



「え…………」
「あ…………」



あ、フラグがたった



「き、きゃぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」



流石にその格好はまずいと思い駆け寄る



「碧羽!これ着ろ!」



来ていた上着を碧羽に渡し、風呂場に末っ子と共に追い返した



「…………舜哉のねーちゃん、スタイルいいな」

「……確かに……足綺麗だった……」

「はぁ……(死にましたね…)」



こいつら……2年生コンビ……



「お前……今見たものをすぐ忘れろ…じゃなきゃ……」

「そーだよ。姉ちゃんの体見たんだから、それなりの対価を払ってもらうからね☆」

「はぁ……(ご愁傷さまです)」



「「す、すみませーん!!」」