しばらく無言が続いたが、碧羽が観念したように話し出した
「……2年前にアメリカであったバスケのストリートの大会で優勝した時のものです……」
爆弾発言だった
どう見ても体格で劣る碧羽が屈強な男達を倒したとは考えられなかった
「まじで?」
「まじです」
來龍も予想してなかったようで、流石に驚いていた
「あ、信じてないでしょー」
「あ、いや……」
「むー……じゃぁ!今度のバスケのストリートの大会に見に来てよ!そしたら、これが本当だって証明してあげる!」
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「マジだったんだな……」
「みたいですね」
目の前で繰り広げられてるのは一方的と言っていいほどの100点ゲーム
もちろんそこには碧羽と颯志、そして烈がいた
舜也が楽しそうに答える
「あの3人は3on3じゃ負け無しだからね」
そう言われ、もう1度碧羽に目を向ける
そこには生き生きと相手のボールを奪っている姿があった
何だか碧羽の新しい面をしれたようで嬉しくなった
こんな事で嬉しくなるなんて…惚れた弱みってやつかな……
「イェーイ!!!」
番外編end
