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「碧羽。こっち」

「ごめん。お待たせ!」




あれから2週間がすぎ、私達は約束通り出かけていた
二人で決めた出かける場所は、ちょっと遠目の遊園地

つい最近リニューアルしたので、遊びに来ることにした

來龍の恰好は、ジーンズに白のティーシャツと赤のチェックのシャツを羽織っていた

髪もいつの間にか黒になっていて、似合っていた

私は黒のスキニーと腰に青のチェックのシャツを巻いて、グレーの來龍のティーシャツを着ていた

いわゆるおそろい




「どれから乗る?」

「ジェットコースター一択だろ」



人混みを縫うように歩きながら順番を決める

リニューアルしたてなので人が多く、手を離したら迷子になりそうだ


しかも、來龍の服なのでサイズが大きくずり落ちてきそうなのをサスペンダーで止めている



「落ちそうだな…やっぱ、まずかったか?」