そのまま倉庫へ向かうと、既に皇牙と皇の抗争が始まっていた

隊を分断していたのか……やられた



「おらぁ!」

「邪魔だァ!!!」



優勢は皇
しかし、疲れが見え始めていた



「やばいな…」

「みんな持つかな……?」



本隊が到着するまでまだある
ここにいる皇牙の連中と皇・迅の人数は五分五分

早く全員戻さないと……




ガシャァァァン!!



「よぉ、皇さん」

「……加賀美組…」

「なんだぁ?若までいんのか」



なんで…ここに加賀美組が……読みを間違えた

苛立ちからか、体に力がはいる



「碧羽!下がれ!」


桃李が前に出てきた
発砲音が耳を貫き、赤いモノが目の前を舞う



「桃李!」

「碧羽!桃李!」