バイクのキーとパソコンの入った鞄をとり、階段を駆け下りてきてバイクに乗る
エンジンを吹かし本道に出る
店まではわりと近いし、バイクなら15分もあればつくのに…
「……碧羽…」
「うん。つけられてる…」
倉庫を出たあたりから2台のバイクにつけられていた
さすが、組の息子。これぐらいは気づくよね
「飛ばすぞ。捕まっとけ」
「うん。遠回りするなら次の交差点の裏路地に一回入って」
「了解」
バイクのスピードが上がる
振り降ろされないようにぎゅっと抱きついた
あいつらもそれに合わせてスピードを出す
あらかじめ首につけていた遠距離Bluetoothで煉に連絡をとる