(……っ…ここは…)


ゆっくりと意識が浮上する
薄暗い部屋の中にいることがわかった


「……またか…」

「2度目なのか?ドンマイだな」

「そうなんだよねー。あー、ついてなーい」



……ん?あれ?わたし誰と会話してるの…?
おばけ……なわけないか


ゆっくりと顔を声の方に向けると、見覚えのある赤髪が目に入った



「よ!元気だったか?」

「……」

「おーい、聞いてるかー?」


なんでこの人が……
この人海で焼肉の券がくれた人だよね

確か…



「迅の総長……」

「お、知ってたのか。そうだ、俺が迅の総長の加賀美修だ。よろしくな」

「あ、綿貫碧羽です。よろしく」


あれ?わたし捕まったんだよね?こんなのんびりしてていいのかな?