角を曲がる度に、慌てたように方向を変える

來龍の運転技術がかなりのせいもあるが、まだおぼつかない



｢捨駒か？にしては、適当な選び方だな｣

｢内部事情をあまり知らない、入ったばかりを使ったってとこかな？｣

｢風雅にブロックされた倉庫の場所を見つけるためか？｣

｢それは分からないけど、とりあえず、壱耶達と合流しよう｣



その会話を最後に、スピードを上げた

何度も角を曲がると、付いてこれなくなったのか、姿が見えなくなった


そのまま幼稚園に向かった



｢ねーねー！きーくぅ！｣

｢おかえり、遅くなってごめんね｣

｢いーのぉ！きーくん、だっこ！｣

｢はいはい。よっと｣