勘違いしたことが恥ずかしくて來龍の背後に隠れる


ふふっと笑って沖田さんが友達のところに戻っていった



「……嫉妬したのか?」

「…………」

「俺は嬉しいぞ。碧羽から嫉妬してもらえるなんて」

「オボエテロヨ……」



顔を真っ赤にして來龍の背中に埋める



「サボるか?」

「…うん」



來龍に手を引かれ屋上へ向かった

途中、先生からの呼び出しがあったけど、來龍はそんなの気にせず歩いた


サボったのはそれだけだったけど、初めての行事は楽しかった

‍嫉妬とケンカで埋め尽くされた体育祭は終わった