派手な演舞に歓声が重なり、熱気が溢れ出す



「すごい……」


熱が冷めないまま、応援団が終わった



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「で、どういう事だ?」

「……えへ☆」

「誤魔化しても無駄だからな。バッチリ見てたし」



えー、今の状況を説明しますと。まず、演舞終了後、すぐに來龍たちのところに行った
そしたら、腕を掴まれ、校舎裏に連れてこられ、現在に至ります



「その格好!聞いてねぇんだけど」

「わ、私も今日まで知らなかったの…」

「腹なんか見せて……そろそろ自覚しろよ」

「…なにを?」


きゃー、青筋が額に……


「お前が、可愛くて、男からモテること!」


「ふぇ?」



予想外の言葉に拍子抜けしてしまった

可愛い…?私が?
來龍に言われたことを頭の中で再生すると、顔が暑くなった


「な、何言って…/////」

「あ?事実だろ?じゃなきゃ、あんなに男どもがお前のことガン見してねぇーし、鼻の下伸ばしやがって…碧羽は俺のだっつーの!」