「あ、いたいた。碧ちゃん、こっちだよ〜」

「ごめん壱。取っといてくれてありがとう」



教室に戻ると、壱耶が昼食を用意してくれていた

昨日の夜にお弁当はいらないと舜にいわれたので、お兄ちゃんと颯志の分だけ作った



「うわ、すご。誰作ったの?」

「俺でーす!頑張った!」

「え!?慧斗が!すごい!」



お弁当は重箱になっており、蓋を開けるとかなり豪華なものになっていた



「うわ、この卵焼き美味しいんだけど…」

「まぁな、俺ん家老舗の割烹屋なんだ」

「……なんで暴走族やってるの?」

「楽しそうだったから(๑>؂•̀๑)テヘペロ」



バカ…いや、アホだ
そんな理由で入ったのか…まぁ、慧斗ぽいと言えばぽいけど

相変わらず扱いづらい




「お、美味そうだな」

「あ、來龍」



…………帰ってきました

バスケ見に来るって言うから頑張ったのに……結局いなかったし



「碧羽、バスケ見に行けなくてごめん」

「別に…勝ったからいいもん」



沖田さんとイチャイチャしてたんでしょ?
どうぞご勝手に!