來龍side
朝、目を開けると、碧羽が手を握ったまま眠っていた
肩に毛布をかけているが、寒そうだ
まだ夏といえ、朝は少し冷える
体を起こし、体の調子を確認する
昨日のだるさはなくなっていて調子がいい
ガチャ ||.c( ゚ω゚`|
「お、來龍起きた」
「壱耶……今何時だ?」
「今7時回ったとこ。朝ごはん食べる?」
「いや……碧羽が起きてからにする」
気持ちよさそうに寝てるし、起こすのはなんか悪ぃな
「ずっと來龍のこと見ててくれたんだよ」
「そうか……」
右手から伝わる温もりが、碧羽の存在のありがたさを教えてくれる
ベットから降り、碧羽の体を抱え、寝かす
寝顔をみて、微かに笑う