「あなた方はどこの族ですか?名前を名乗ってください」

「…………」

「黙ってないでなんか言えよ」

「…………」

「聞いてるの?」



ヤバイ……ここから先のことは何にも考えてなかった……

どーしよっかな〜
舜何とかしてくれないかなぁ〜……


「…………名前?そんなの知ってるだろ?」

「なに?……」



來龍の方を見ると、笑いをこらえているのがわかる
必死に口元を結んでいるが、肩が揺れている



「……もういいかな?もうどうしようもないんだけど」

「だね。てか、きー君笑ってないでなんかしよーよ」

「…クククッ…わ、悪い……ククッ……」



そんなに笑わなくても…ひどいなぁ


「え、まさか……碧ちゃんと舜?」

「そーでーす!」

「気づくの遅かったね♡」



『まじか……』と呆れている3人と下っ端の子達
まー、ちょっとやりすぎたかな?

5人ほど気絶させちゃったし……うん。やりすぎたね