來龍side


「別れ際にあんなことやる度胸あったんだ…」

「……悪いかよ…」


碧羽が2週間ほどイタリアに行く
これまでみたいに気軽に顔を見ることが出来なくなってしまった


「電話するの?」

「する。あいつがかけてこなくても、俺からする」

「ふーん。ま、頑張れよ」



壱耶に肩を叩かれる
少し強めの叩き方だった

つか……


「なんすか、龍弥さん」

「んー?いーや、べつにー(´^ω^`)」



なんだろう、あの顔すげームカつくんだけど
かと言っても、あの人はあの最強の翼炎の元総長

俺なんかよりも圧倒的に強い


「てか、龍弥さんって碧羽んちがどこだか知ってんすか?」

「じーさん家か?確か…イタリアのローマあたりにあったな」

「ローマかぁ…」

「追いかけんなよ」

「しませんよそんなこと」