呼ばれた方へ行く
まだビーチバレーをしていて、いつの間にか知らない人たちまでいた
結局夕方までいて、花火をしてから帰ることになった
「花火かぁ、去年ぶりかも」
「そういえば、耀くんは?」
「お兄ちゃんと一緒。今日仕事ないから見てくれてる」
珍しく丸1日休みが取れたんだって
周りを見渡せば、いつの間にかこんなに大切な人たちがいた
隣に來龍がいて、みんながいて、兄弟達がいる
母さんが亡くなってからしばらくは、すごく荒れていて、自分がこんなになるなんて思ってもいなかった
大好きなバスケをやっている時でさえつまらなく感じていたあの頃はもうない
瑠璃さんが父さんを支えてくれて、新しい兄弟ができて
いつの間にか、周りもこんなに騒がしくなった
今では好きな人まで出来て……
花火を見るたびきっと思い出すだろうなぁ
今日のこの時を…
