「ふっ、楽しそうだな碧羽」
「うん!來龍も楽しそうだね」
いつの間にかそばまで來龍が来ていた
その顔は嬉しそうに綻んでいる
「まぁな」
「これどんどん強くなるね、皇」
「あぁ、もっとだ。ここにいるヤツらや、これから入るヤツらのために。ここが、居場所であるためにな」
その顔は期待に満ち溢れていた
これからを楽しみにしてるようだ
「そん時は、碧羽も一緒だ」
「うん。そうだね」
ただ望ませてほしい
ここがある限り、私に守らせてほしい
來龍達のそばにいさせて欲しい
仲間でいさせて
私が私であるために
「來龍」
「ん?」
「私、ここが好きだよ」
「俺もだ」
もちろん、來龍もね……
まだ、言わないけどね