龍弥の笑顔はホッとするなぁ
癒しだなぁ



「なんで……翼炎の伝説の総長達が…」


で、伝説の総長…?
え?誰が?

來龍達の視線を追うと、お兄ちゃんと、龍弥さんに向いていた

龍弥さんは分かるけど、なんでお兄ちゃんまで……


「その黒髪と、赤髪…」

「あぁ、翼炎最強と言われた……2人…」


「艷鬼(エンキ)と、覇王!」



覇王……だっさ!!!!

思わず颯志とふたりで吹き出した



「え?お兄ちゃんの名前ダサ笑笑笑笑」

「なんで覇王なの?もっといいの無かったの?笑笑笑」

「うっせ!考えたのは俺じゃねぇし!」



覇王……似合わない笑笑
覇王より、鬼の方が似合ってるよ
酒呑童子とかね

うん。怒ると怖いしね


「はいはい、3人ともそこまでだよ」


やっぱり止めたのは龍弥さん

ついでに言うと、龍弥さんは、風雅の戦闘員の1人だからね


「大兄、総長やってたの?」

「あぁ、昔な」

「え!いつから!?」



「あの……龍弥さんと、大輝さん、俺らは…」

「あ、忘れてた」