髪を撫でられる感覚で目が覚める
目の前には起きたばかりなのか、まだ眠そうな來龍



「起きたか?」

「…うん……おはよう」



声が優しくて、ドキッとする
普段からは考えられないほどの優しい声


「もう、大丈夫か?」

「うん。もう平気」

「そうか、なら起きられるか?あいつらも心配してるだろうから」


來龍に促され、ベットから降りる
少し赤くなったであろう頬を隠す

こんなに甘い人だったかな?と思いながら
來龍についで部屋を出る



「あ、おはよう來龍。碧も、起きたんだね」

「おはよう、壱」

「姉ちゃぁんんんんんんん!!!!」

「ぐっ!お、おはよう舜…」



朝一でタックルされるのはきつい……
しかも自分より背の高い男に……