ご丁寧に來龍を隣に寝かせて…

ん、美味しい
あっさりしてて、食べやすい

ご馳走様
お腹いっぱいになるもんなんだなぁ
もう寝ようかな…


來龍の隣に寝転ぶ
長いまつ毛に、綺麗な顔
薄い唇で名前を呼ばれる度ドキドキする


「んっ…ん……碧、羽…………」

「あ、ごめん…起こしちゃっ…うぐ」


謝ろうとしたら抱き寄せられた
寝惚けているのか、力が強い


「っぷはっ!ちょ、來龍…!」

「…………」



え?寝たの?この状況で!?
まじかぁ〜

抱きしめられた所から來龍の柑橘系の香りがする
わたしの好きなこの香り……

側にいることが当たり前になりすぎて気づいてなかった

あぁ、そっか…私…來龍が…………



眠気が襲い、身を任せるように眠った