「気分はどうだ?」

「平気だよ、それよりここは……」


何でここに……私鬼斬の倉庫にいたはずじゃ…


「姉ちゃん倒れたんだよ」

「來龍がここまで運んだんだからな」


來龍が……重かっただろーな

てかいつの間に呼び捨てに…
ずるい…私の知らない所で仲良くなるなんてぇ


「今玲於が飯作ってるから」

「そっか、ありがとう」


そう言えばおなかすいた
玲於のご飯か……久しぶりだな

隣で眠ってる來龍の髪に撫でる
サラサラな銀髪…
染めているはずなのに、全く傷んでいない

私はお父さんがイタリアとのハーフだから
銀に見える青。元々色素が薄い
颯志も同じだけど、お兄ちゃんや舜は青が強いくて、黒に見える

輝は黒だ


「ほら、出来たぞ」

「ありがとう、玲於」

「食べたらちゃんと寝るんだよ」

「無理すんじゃねぇぞ」

「碧ちゃん。起きたら遊ぼうな」

「また後で見に来るからな」


皆がそれぞれらしい一言を言ってから部屋を出る