「っん‥//ゆう、と‥‥」
 
 
私がそうつぶやくと、城田くんのキス攻撃はピタッと止んだ。
 
 
生理現象による涙を目にいっぱいためながら、
 
私は城田くんを見つめ、もう1度、しかしはっきりと
 
「悠斗‥」と言った。
 
 
その瞬間、城田くん、いや悠斗は顔を真っ赤にして
 
『あっ‥え‥あの、オレ‥//』
 
と、何だか訳の分からないことを言い出した。
 
 
『オレ‥何してんだろ‥そのっ‥‥
 
柚希ちゃん、ごめんっ!!
いきなりこんなことして‥//
 
まじ、すいませんでした!!』
 
 
さっきまでの態度と全然ちがうことに戸惑いながらも、
 
一生懸命謝る姿が何だかかわいくて、
 
 
「ううん‥大丈夫//」
 
と言った。
 
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