奈々ちゃんが城田くんを連れて帰って来た。
 
奈々ちゃん、何だかニヤニヤしてるけど、どうしたんだろう‥?
 
城田くんは不安そうな顔してるし‥
 
2人で何話してたんだろう‥
 
「城田くん、大丈夫?」
 
『えっ!?何が?』
 
「顔色、悪いよ。」
 
『あー‥大丈夫大丈夫!ちょっと心配事があるだけだから』
 
心配事?それは大変だっ!
 
「私でよかったらいつでも相談乗るからねっ」
 
『お、おう!さんきゅー!
(悩みの種はあなたです、なんて言えねーっ!)』
 
 
 
授業開始のチャイムが鳴り、担任が教室に来た。
 
『今日はそれぞれ委員会を決めてもらう。
 
オレが委員会名を黒板に書くから、1つ選んで。
 
あとで希望を挙手制で聞くからな。
 
あー‥学級委員だけは、推薦か自主推薦で。
 
じゃ、さっさと決めろー』
 
 
委員会、どうしようかなー?
 
本好きだし、図書委員会とかにしよっかなー
 
奈々ちゃんは何にするんだろ?
 
男女ペアだから一緒の委員会は無理だし。
 
奈々ちゃんのことだから、他の子を押し切って1番楽そうなのに入るんだろうな‥笑
 
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