『イケメン君‥キミもかい‥‥?笑』
 
「な、なにが?」
 
 
奈々って子はニヤニヤしながら、
 
『ちょっとコッチ来て!』
 
と、オレを廊下に連れ出した。
 
 
「何なわけ?」
 
『あっ!そーいえば私、自己紹介してないよね?
 
私は、坂下奈々。イケメン君がだーい好きな柚希の親友でーす☆』
 
「はっ!?な、何言って‥//」
 
何でバレてんだ!?
 
 
『へぇ〜‥じゃあ柚希のこと嫌いなんだ?』
 
「っ!好きに決まってんだろ!!」
 
あっ‥‥
 
『やっぱりね〜♪思った通りだわ♪』
 
ハメられた‥‥泣
 
 
「思った通り、って‥‥
 
オレが柚希ちゃんのこと、そのっ‥‥//す、好きって何で分かったんだよ。」
 
自分で好き、と言っておいて少し照れてしまった。
 
 
『「何で分かった?」って‥‥
 
アンタ態度に出すぎだからっ!!笑』
 
 
「え゙‥‥マジ?」
 
『大マジよ〜ん♪席につくなり柚希の方見てため息ついたり、
顔を真っ赤にしてニヤけてたり、
落ち込んでたりしたら、誰だって分かるわよ!』
 
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