「おっはよー☆」
 
教室に入り、ダチと軽いあいさつをして自分の席に着く。
 
隣で、奈々っていう子と楽しそうに話している柚希ちゃんをチラッと見る。
 
「はぁーー‥‥」
 
 
何度見ても、やっぱり可愛い‥//
 
 
フワリと揺れる栗色の長い髪
 
片手だけでも包むことが出来そうな小さな顔
 
少し青みがかった大きな瞳
 
ほんのり赤みをさしてプクッとした唇
 
細い体のわりに大きな胸
 
細すぎず太すぎないキレイな脚
 
透明感あふれる白い肌
 
 
もう、すべてがヤバイ‥//
 
鼻血出そう‥‥‥
 
 
っていうかオレ、こんなんでやっていけるのか?
 
隣の席で、部活も一緒なんだぞ!?
 
見ただけで鼻血って‥‥
オレ、変態じゃん‥呆
 
 
そう落ち込んでいると―――
 
 
『なーんか暗いぞイケメンくんっ』
 
目の前に、奈々っていう子がいた。
 
 
『あっ、城田くん!おはよう♪』
 
オレに気付いた柚希ちゃんが挨拶をしてきた。
 
 
「おはよ‥//」
 
可愛すぎる柚希ちゃんの笑顔に、思わず頬が緩んでしまう。
 
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