『あっ!私は2年の中井里沙よ☆仲良くしましょうね♪』
 
「1年の間宮柚希です!よろしくお願いしますっ☆」
 
『柚希ちゃんかあ〜名前も可愛いのね♪
 
私のことは里沙、でいいからね?』
 
「はいっ!里沙先輩★」
 
『イヤン可愛いーーっ♪』
 
柚希はまた抱き着かれた。
 
少しだけ困っていると、
 
 
『柚希っ!』
 
 
毎日聞き慣れた、柚留お兄ちゃんの声がした。
 
 
里沙先輩から離れて後ろを振り返る。
 
 
すると、再び柚希は抱きしめられた。
 
 
 
『柚希ぃー、大丈夫だったか?どっかケガしてないか?』
 
「大丈夫だよー。心配性だねー☆笑」
 
『柚希が大事だからだろ?柚希がケガとかしたら、オレ死ぬかも。』
 
「大袈裟だよ〜笑」
 
『いや、マジだから!』
 
 
 
『あの〜‥』
 
「何ですか、里沙先輩♪?」
 
『あ〜‥‥間宮先輩と柚希ちゃんは付き合ってるの?』
 
 
「へっ!?」
 
『いやぁ‥だって、雰囲気がピンクだったし。会話も。』
 
「ピンク、でしたかね?」
 
『真っピンク、でしたね。』
 
「はぁ〜;ちがいますよ!ねっ、柚留お兄ちゃん♪」
 
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