「せ、せんぱいがた‥」
『なあに?^∀^』
異様に上機嫌な女の子たちに、おずおずと柚希は聞いてみた。
「お友達に、なっていただけるんですか‥?」
しばしの沈黙。
すると、1人の女の子が柚希の前に立った。
そして、ニコッっと笑った。
『友達に決まってるでしょ♪友達というか、ファンになっちゃったわよ!!
だって‥‥こんなに可愛いんですものーーっ☆』
そう言って、その女の子は柚希にギューッと抱き着いた。
「えっΣあ、あのっ!」
『抱き心地も最高よっ!
私が男だったら、興奮しすぎで、鼻血出して倒れるところねっ☆』
(実際は笑顔だけで鼻血モンでした‥)
困っている柚希に気付いたのか、その女の子は言った。
『あっ!私、そっちの趣味はないから誤解しないでね★男が好きだから♪
なんたって、私は
【桜丘学園サッカー部ファンクラブ】の副会長ですからねっ☆^^☆』
ふぁ‥ファンクラブ?
芸能人じゃないのに?
ファンクラブが出来ちゃう程、かっこいい人がいる、ってことだよね。
スゴイなあ〜誰なんだろう、その人?
.

![Which is Really face?[短編]完](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.774/img/book/genre1.png)