『ならオレがもっと照れさせてあげる〜♪』
 
振り向くと、今度は‥‥銀髪くん。
 
 
「空也先輩も止めて下さいっ//照れてませんからっ!!」
 
ホントは照れてるけど‥
恥ずかしいからヤメテほしいっ!!
 
 
『ウッソだあ〜!顔が真っ赤だぞ☆』
 
 
空也先輩はそう言って、私の顔を両手ではさむ。
 
 
一気に恥ずかしくなった私は、急いで顔を下に向けた。
 
 
 
『何なのよ、あの子っ!!』
 
『何で2人に抱きしめられてるのよっ!!』
 
『あの子だけズルイわよっ!!』
 
 
 
女の子たちのヒステリックな声が聞こえたと思ったら、今度はその子たちに囲まれてしまった。
 
 
陸也先輩と空也先輩は、『ゆずちゃーん!』と言いながら、違う女の子たちにまた潰されていた。
 
 
『ちょっとアンタ!!』
 
女の子たちのリーダーらしき人が私を睨み付けながら言う。
 
『少しくらい可愛いからって調子のってんじゃないわよっ!
 
抜け駆けは許さないんだからねっ!!』
 
 
私、調子にのってたんだぁ‥(←天然)
 
じゃあ謝らないと、だよねっ!?
 
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