『う、うん‥』
 
と、不安そうに返事をして、ちょこちょこと、こちらに歩いてきた。
 
こっちに来るのか‥?と思ったが、
天使の子は、オレではなく、その隣にいた、知らない男の前に立った。
 
その男は『えっ!オレ!?』と、びっくりしていた。
 
 
すると、「お名前、何ていうんですか?」
 
天使の子がその男に聞いた。
 
『えっ、あっ、えーと‥
吉田太郎ですっ//』
 
その男は、顔を真っ赤にしながら、そう言った。
 
 
すると、おもむろに天使の子がその男の手を握った。
 
 
「ステキなお名前ですねっ
今日からよろしくね、太郎くん♪」
 
そう言って、ニコッと天使の子が笑った。
 
 
すると――――――――
 
 
 
―――――――バッターンッΣ
 
 
 
その男は、倒れた。しかも、
 
 
 
 
アホ面で、鼻血を大量に流しながら――――
 
 
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