『柚希っ!』という声で、オレはハッと、我に返った。
「あの〜‥‥」
オレは恐る恐る聞いてみることにした。
『なあに?』
怖い女(←奈々)がこっちを向いた。
「【コレ】、誰がやったの?」
『ああ‥ほら、この子よ。』
怖い女が指差した方を見ると、さっきの天使のような子がいる。
「冗談やめろって。笑
女の子が(しかもこんなに可愛い子が!)男を倒せる訳ないだろ?」
『そ・れ・が!出来るのよ、柚希ならねっ★』
そう言って怖い女は、天使の子(←柚希)に耳打ちをし始めた。
一体何なんだろう‥‥?
あんなに可愛い子が、どうやったら男を倒せる‥?
あっΣ『実は空手やってたんです〜』ってやつか!?
それとも、『実は元レディースで‥』とかいうやつか!?
それともそれとも‥‥『よしっ!準備完了♪』
怖い女のその言葉で、オレは妄想世界から帰った。
あっぶねぇ‥もう少しで妄想族になるところだったぜ!!(←もうすでに‥‥呆)
『よーく柚希を見てなさいよ!
よしっ!柚希、行ってきなっ♪』
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![Which is Really face?[短編]完](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.759/img/book/genre1.png)