私とアランは
森を抜け、町を通り、
お城についた。

アラン「さぁ、ここが僕のお城だよ。」

亜記「うわー、高い、」

アラン「入って、まずは王様たちに挨拶しないとね。」

亜記「うん、緊張するなぁ」

お城に入ると、
中には広い廊下が広がり
壁には王様とお妃の肖像画が飾ってあった。

アラン「この部屋だよ。」

亜記「失礼します」

大きな広間の奥に
王様とお妃が並んで
座っていた。

アラン「お父様、お母様、話があるのです。」

ルドルフ「おお、アラン、何だ?」

メシア「あなたの隣にいる子は誰なの?」

アラン「はい、亜記といいます、空が丘で迷っていましたので連れてまいりました、」

亜記「はじめまして!亜記です、えっと、現実世界から迷いこんでしまい、アラン王子に助けてもらいました。」

ルドルフ「そうか、亜記というのだな、」

アラン「亜記は元の世界に戻れません、そこで、ここで住み込みのメイドとして働いてもらうのはどうでしょう?」

メシア「いいじゃない、ねぇ、あなた?」

ルドルフ「ふむ、いいだろう、メイド長に伝えておく、部屋は、お前の部屋の隣空いていただろう?その部屋を使いなさい。」

アラン「ありがとうございます。」

亜記「ありがとうございます!」

アラン「それでは、失礼します。」

私とアランは広間を出て、その部屋に
向かう。

アラン「この部屋だよ。」

ドアを開けると、そこには、
綺麗なピンクのソファーと
クイーンサイズのベッド
しかも、そのベッド、天蓋付き
カーテンもピンク色

亜記「ねぇ、この部屋お姫様みたいだけど私が住んでも大丈夫かなぁ?」

アラン「大丈夫だよ、似合ってるよ、君に、」

亜記「そうかなぁ?」

アラン「君はかわいいから、僕も隣で嬉しいよ」

亜記「ちょ…///照れるよそんな事、」

アラン「ふふっ、本当だよ?」

亜記「もう、アランたら、」

私はとりあえず、部屋に入った。

アラン「今日は、ゆっくりしててね、明日には、メイド長さんに挨拶しないといけないからね」

亜記「うん、わかった。」

こうして、私は、
このお城でメイドをする事に
なった。

亜記「それにしても、アランにドキドキしちゃった、アラン、カッコいいからなぁ。」

私は明日からメイドとして働かないと
少し不安だけど頑張るしかないと
思っていた。





~次話に続く~