亜記「ここどこ?」
そこは、丘の上だった、
周りには木が生い茂っている
目の前には見たことのない町と
その町の奥に綺麗なお城があった。
亜記「私、確か空神社にいたはずなんだけど?」
?「ああ、ここにいた!」
亜記「さっきの声!?誰なの?」
?「やあ、お嬢さん」
亜記「あなたは?」
私の前に背の高い
紺色のスーツを着て
肩には真っ白のマント
まさしくナイトみたいな
男性がたっていた、
銀色の髪に緑色の瞳、
誰もがイケメンと言いそうな
感じだ。
アラン「僕の名前はアラン、あのお城の執事をし ている者だよ。」
亜記「私は亜記です、あの…、ここは?」
アラン「ここは空王国、君がいた世界の裏側にある王国だよ。」
亜記「空王国?」
アラン「そう、ここの人たちはみんな、助け合いながら生きているんだ。」
亜記「へぇー、あのお城は?」
アラン「あのお城にはこの王国の王様とお妃、王子が住んでいるよ、王様は国を治めて、民のために頑張ってこの王国を守っているよ。」
亜記「いい人なんだね、王様」
アラン「うん、」
亜記「ねぇ、私は元の世界に戻れるの?」
アラン「わからない、とりあえずお城に来る?」
亜記「えっ?お城?」
アラン「うん、言うの忘れてたけど、僕はこの王国の王子だよ。」
私は驚きを隠せない、
なんと、アランは王国の王子だったのだ。
アラン「さっき仕事探してたよね?」
亜記「うん、そうだけど、」
アラン「じゃあ、僕のお城でメイドの仕事してくれないかな?」
亜記「メイド!?ここで?」
アラン「うん、今ちょうど探してたんだ。」
亜記「でも、私に出来るかな?」
アラン「出来るよ、大丈夫!」
亜記「私、やるのはいいけど、現実世界に戻れないんだよ?」
アラン「住み込みでいいよ、お部屋用意させるからさ、王様には僕から話するよ。」
亜記「うん、わかった。」
私はとりあえず、
アランの言う通りに
する事にした。
亜記‘‘これから大丈夫かなぁ?私…、’’
私は不安を感じながら、
アランと一緒にお城へ
向かうのでした。
~次話に続く~