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「美羽ちゃん、お待たせ―。

良かったらココア飲む?」


お風呂から上がった香苗ちゃんが

ホットココアが入ったコップを2つ持って

部屋に戻って来た。


「飲む!ココア好きー」


「あ、やっぱり?

この前遊んだ時、真っ先にココア選んでたもんね」


香苗ちゃんはそう言うと

部屋の端に寄せたローテーブルの上に置いた。


「早苗が居間でテレビ見てたんだけどね

美羽ちゃんと話したくてたまらないみたいで・・・

明日にでもまた話してあげてもらえる?」


申し訳なさそうに言った。


「うん、是非。

そんな風に言ってもらえると嬉しい」


「ありがとう。・・・で」


ココアを一口飲んだ香苗ちゃんは

私にもココアを勧めてベッドに腰かけた。