もしも羽があったなら・・・




「上手くできる自信ないんだけど・・・」


この時間帯は人がいないからとやってきた開放スペース。


そこで打ち明けられたお願いは、

“三井と同じ班になれるように協力して欲しい”

ということだった。


いくら私でも、ピンときた。


佐藤くんは多分、香苗ちゃんのことが好きなんだ。


同じ学校に来れてクラスも一緒で

今は岡田くんも交えた4人で仲良くしてる。


こんなチャンス、またとない。


「上手くいかなくても恨んだりしないから。

村上だって普段仲良い男子の方が気が楽だろ?」


「それは、まぁ・・・」


クラスが違う岡田くんには悪いけどね。


「お願いします」


いくら座ったままでも頭を下げられると困る。


「うん、分かった」


こうして私は佐藤くんのお願いを聞き入れることになった。


「村上・・・本当にありがとう」


心から嬉しそうにしてるけど・・・

これ、本当に上手くいくのかな。