『お昼食べ終わった?

隼人と別れて公園いるから来ない?』


太一からのメッセージ。


太一に告白したって言った遥の顔が浮かぶ。


太一、どんな顔して断ったんだろう。


もし私が太一のことが好きで

告白して断られたら・・・。


太一のメッセージを確認したまま

階段の途中で足が止まってしまった。


どうしよう。


私、もしかして・・・。


「あー、美羽ちゃん、太一知らん?

あの子もテスト期間なのに

全然勉強してないから見てあげてくれん?」


「あ、太一?」


おばさんの声で顔を上げて我に返った。


「太一なら今公園にいるってメッセージが」


「公園!?」


“いやいや”と苦笑いして、おばさんは

私を追い抜いて双葉ちゃんの隣の部屋に入る。