桜ときみと

過ごすうちその信長の不器用な優しさに彩乃は惹かれていった。

そしてある日とうとう子を身篭った。

信長と彩乃の子だ。

すくすくと育った子は、『桜』そう名付けられた。

だけど戦況が悪化し、信長は彩乃と桜にこういった。

「陛下を、天皇家を頼む」と

織田家が滅び身を隠すため、彩乃は綾野と名を変え、遺言どうりに天皇家に仕えた。

そんな頃だ。

徳川家がある条件を出して来たのは。

『天皇家を支援する代わりに仕えろ』

そう言ってきたのは。

信長様の遺言を実行する。

それが『綾野』の全てだった。

信長様の遺言と天皇家を人質にとられ我らは従った。