桜ときみと

怜「それに初めてだったんだ。『綾野』として見られなかったのは。そして一緒に過ごすうちにあの人の見ている世界を見たくなった。」

総「怜.....土方さんのことそんなに思ってたんだね。」

怜「だから、私はもう、『綾野』じゃない。土方彰良だ。」

和「だが、お前がどう思おうとお前はやっぱり『綾野』だよ。天皇家のために存在している。悪魔の一族だ。」

怜「そんなこと僕が誰よりもわかっている。」

和「それなら何故っ、」

怜「何故?『綾野』に生まれたら自らの主を選ぶ権利も仲間や友人を選ぶ権利もないと?君もそう言うのかい?」

和「それがお前たち、一族の力の代償だろう。」

怜「それでも私は、足掻き続ける。何も知らずに失うのはもうごめんだ。」