怜「忍びとしてじゃなくても、約束通り、女中や小姓でも構わないですから、置いてください、兄さま。」

歳「あー、もうしゃーねーなー。お前は一度決めると頑固だからな。丁度男装してるし、俺の小姓として残れ。」

怜「ハイッ」

歳「名前はどうする?」

怜「ここに来るまでは、一宮彰良と名乗っていました。」

歳「なら土方彰良と名乗れ」

怜「はい、兄さま」

歳「それから、兄さまじゃなく、兄上とでも呼べ。違和感がある」

怜「あ、兄上」

歳「よし」