「んんん~!美味しい!こんなに美味しいトーストははじめて食べたよ!君はトーストを焼く天才かな!?」
「先輩、あからさますぎです。そんな言葉で私の機嫌が治ると思っているんですか」
「だって~...ほんとに悪いと思ってるんだよ?だから謝ってるのに、リズが許してくれないから、こうやってさ~~」
そう言いながら先輩はトーストに飽きたのか隣のサラダをフォークでツンツンと突ついてむくれている。
私の名前は リズ=シャーロット 。
もう思い出せないほど昔、いや、
思い出したくないのかもしれない。
私は 先輩に買われたのだ。